会社の福利厚生を活かすために
- 日髙 岳

- 2 日前
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更新日:2 日前
年が変わるタイミングは、

経営計画や人員計画を立て直す時期です。実はこの時期こそ、社会保険料(会社負担・本人負担)と、万一に備える企業リスク対策(保険・福利厚生)をまとめて点検すると、ムダや抜け漏れが見つかりやすくなります。
年初は「社会保険料×保障×制度」をセットで棚卸しするのが効率的
社会保険料は、給与・賞与・手当の設計や運用ルール次第で、会社・従業員双方の負担感が変わります。あわせて、病気・ケガ・賠償・休業などの企業リスクに対する備えも見直すことで、“支払いは増えたのに安心は増えていない”状態を避けられます。
社会保険料の基本:どこが変動ポイントになりやすいか
標準報酬月額と手当の設計
通勤手当・住宅手当・役職手当など、毎月固定的に支給するものは社会保険料算定に影響します
支給ルールが曖昧だと、社内運用のブレが「負担の不公平感」につながります
賞与と社会保険料
賞与も社会保険料の対象です(上限等の扱いは制度上のルールに従います)
賞与設計(支給時期・評価制度)と、福利厚生(企業型DCなど)を同時に見直すと整理しやすくなります
定期的な届出・運用(見直しの“タイミング”)
入退社・昇給・降給・勤務形態変更などは、届出・手続きが必要になるケースがあります
ルール通りに運用できているかを、年初に確認しておくと手戻りが減ります
企業リスクの観点:社会保険だけでは埋まらない“穴”がある
社会保険は重要な土台ですが、企業経営で問題になりやすいのは次のような領域です。
休業リスク:キーマンの病気・ケガで売上が落ちる/現場が回らない
賠償リスク:対人・対物、受託物、請負・工事、施設管理、PL 等
情報漏えい・サイバー:取引停止や損害賠償、復旧費用
災害・事業中断:台風・水害等による営業停止、設備損害
「社会保険の範囲」と「民間保険で備える範囲」を整理しておくと、必要な対策が見えます。
年初の棚卸しチェックリスト(そのまま使えます)
A. 社会保険料・給与運用
給与規程・手当の定義が最新になっている
手当の支給条件が現場運用と一致している
入退社・雇用形態変更時の手続きフローが明文化されている
賞与の支給ルールと運用が安定している
従業員向けの説明(控除の見え方)ができている
B. 福利厚生(企業型DC等)の活用余地
福利厚生の目的(定着・採用・老後資産形成)が明確
制度が“作っただけ”になっていない(説明・加入率・継続教育)
他の保障(団体保険等)と役割分担ができている
C. 企業リスクと保険の整合
事業内容・取引形態の変化に合わせて補償が更新されている
免責・支払限度・特約の内容を把握している
事故時の連絡体制(誰が、何を、いつ)が決まっている
“重複している保険”と“足りない保険”が見える化できている
見直しは「削る」より「役割分担」が成果につながる
保険の見直しは「保険料を下げる」だけが正解ではありません。
社会保険(公的)でカバーできる部分
民間保険で備えるべき部分
福利厚生制度で整える部分
この3つを役割分担すると、負担の納得感と守りの厚みが両立しやすくなります。
チェックリストの“該当あり”は、まず棚卸しから
当社では、法人のお客様向けに
現状の補償・制度の棚卸し
事故時に困るポイントの洗い出し
「重複」と「不足」を整理した改善案のご提案 を実施しています。
ご相談はお電話またはLINEから承ります。
(TEL:0983-22-3336)
【注意書き】
本記事は一般的な情報提供を目的としています。制度の適用や保険金支払可否・補償内容は、個別の条件、就業実態、契約内容、保険会社判断等により異なります。詳細は関係機関の案内、約款・重要事項説明書等をご確認ください。








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