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火災保険は何が補償される?風災・水災・破損など宮崎で確認したい補償範囲

執筆者の写真: 日髙 岳
日髙 岳
20 分前
読了時間: 4分

火災保険で補償される風災・水災・水濡れ・落雷・盗難・破損汚損等の違いを解説。台風や大雨の多い宮崎県で優先して確認したい補償と、保険会社による約款・支払条件の違いを高鍋町の保険代理店が整理します。


前回は、火災保険の「免責金額(自己負担額)」について解説しました。

しかし、免責金額を確認するだけでは十分ではありません。事故の原因に対応する補償が契約に含まれていなければ、損害額が免責金額を超えていても保険金は支払われません。

今回は、火災保険で支払い対象となる主な事故と、宮崎県で特に確認しておきたい補償を整理します。


火災保険の主な補償区分

現在の住宅向け火災保険では、主に次のような事故が補償対象となります。

・火災、落雷、破裂・爆発・風災、雹災、雪災・洪水、高潮、土砂崩れなどの水災・給排水設備の事故などによる水濡れ・外部からの物体の落下、飛来、衝突・盗難による盗取、損傷、汚損・不測かつ突発的な破損・汚損等

ただし、すべての契約にこれらが含まれているとは限りません。水災や破損・汚損等を外して保険料を抑えるプランもあります。


宮崎で優先して確認したい「風災」

台風の影響を受けやすい宮崎県では、まず風災補償を確認したいところです。

例えば、次のような損害が風災として検討されます。

・台風で屋根瓦や雨どいが壊れた・強風で飛んできた物が外壁や窓を壊した・風で屋根が壊れ、そこから雨水が入り内装が損傷した

一方、建物の老朽化による雨漏りや、外側に風による損傷がなく、隙間から雨が吹き込んだだけの場合などは、一般に風災として認められないことがあります。

事故後は危険な場所へ上らず、安全な範囲で建物全体と損傷部分の写真を残し、早めに保険会社または代理店へ連絡してください。


水災は住所ごとの判断が重要

水災は、台風や豪雨による洪水、高潮、土砂崩れなどを補償するものです。

風災補償があっても、水災補償を外している契約では、河川の氾濫や浸水などが補償されない可能性があります。また、水災には浸水の程度や損害割合などの支払条件が設けられている商品があります。

高鍋町では、小丸川などの洪水浸水想定区域や土砂災害のおそれがある区域を示したハザードマップが公開されています。水災補償の必要性は、保険料だけで判断せず、自宅の所在地、地盤の高さ、周辺河川や斜面との位置関係から考える必要があります。


「水災」と「水濡れ」は別の補償

名称が似ていますが、水災と水濡れは異なります。

水災は洪水や高潮などによる損害、水濡れは給排水設備の破損や上階からの漏水などによる損害を指すのが一般的です。

また、水に濡れた床・壁・家財が補償されても、事故原因となった給排水管そのものの修理費は対象外となる場合があります。


破損・汚損等は日常の事故に備える補償

破損・汚損等は、物をぶつけて建具を壊した、家具を移動中に壁を傷つけたなど、不測かつ突発的な事故を補償するものです。

ただし、経年劣化、自然な消耗、故障、外観だけの傷、置き忘れや紛失などは、一般に対象外となります。対象となる家財や限度額、免責金額にも違いがあるため、「破損補償あり」という表示だけでは判断できません。


保険会社が違っても約款はほぼ同じ?

火災、風災、水災、水濡れなど、補償区分の大枠は各社で似ています。損害保険料率算出機構が火災保険標準約款を作成していることも、その背景の一つです。

しかし、各社の約款が完全に同じということではありません。

・選択できる補償の組み合わせ・水災などの支払条件・免責金額・破損・汚損等の対象範囲と限度額・臨時費用や片付け費用などの費用保険金・特約の内容・古い契約と現在の商品との違い

これらは保険会社、商品、契約時期によって異なります。そのため、他社で支払われた事例が、そのまま自分の契約にも当てはまるとは限りません。


宮崎で確認したい優先順位

宮崎県内の住宅では、少なくとも次の順番で確認することをおすすめします。

・台風への備えとなる風災 ・所在地の災害リスクに応じた水災 ・雷による建物や家電の損害 ・建物と家財の両方が対象になっているか ・水濡れや破損・汚損等の日常事故・地震、噴火、津波に備える地震保険

地震や地震による火災、津波による損害は、原則として火災保険だけでは補償されません。地震保険を火災保険にセットして備える必要があります。


保険証券だけでは分からないこともあります

株式会社信興グッドフェイスでは、保険証券だけでなく、商品名、保険始期、補償プラン、免責金額、特約まで確認し、実際にどの事故が支払い対象になるのかを整理します。

「火災保険に入っているから大丈夫」ではなく、

「どの原因による、何の損害が、どの条件で補償されるか」

まで確認しておくことが大切です。



※本記事は住宅向け火災保険の一般的な説明です。実際の補償内容および保険金の支払可否は、保険会社、商品、契約時期、補償プラン、特約、事故原因および損害状況によって異なります。

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