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がんになっても仕事を辞めなくていい会社へ

執筆者の写真: 日髙 岳
日髙 岳
2 時間前
読了時間: 5分

治療と仕事の両立を支える福利厚生

社員ががんになったとき、会社にできること。

このたび株式会社信興グッドフェイスでは、社員全員を対象として、会社負担でがん保険を導入しました。

これは単に「福利厚生を一つ増やした」という話ではありません。


私たちが考えたのは、

もし、一緒に働いている社員ががんになったら、会社として何ができるだろうか。

ということでした。


がんになった社員に、「お金」を理由に治療を諦めてほしくない

がんと診断されたとき、本人や家族にはさまざまな不安が生まれると思います。

病気は治るのか。 どんな治療があるのか。 仕事は続けられるのか。 家族の生活はどうなるのか。

そして、現実的な問題として出てくるのが「治療にいくらかかるのか」という不安です。

日本の公的医療保険には高額療養費制度があります。

一方で、がん治療には、公的医療保険の範囲だけではなく、先進医療や自由診療などが選択肢になる場合があります。

また近年では、がん細胞の遺伝子変異を調べ、その人に合う治療薬を探す「がんゲノム医療」も進んでいます。

もし自分や家族ががんになったとき、

「治療方法はある。でも費用の問題で選べない」

という状況になったら。

私たちは、そこに会社としてできることがあるのではないかと考えました。

「治療するか」ではなく「どの治療を選ぶか」を考えられるように

今回、会社として導入したのが、セコム損害保険のがん治療費用保険「メディコム」です。

この保険の大きな特徴は、一定額の給付金を受け取るという考え方だけではなく、所定のがん治療に実際にかかった費用を補償するという点です。

公的保険診療に加えて、所定の自由診療なども補償対象となります。

また、条件を満たすがん遺伝子パネル検査なども補償対象となる場合があります。

私たちが特に重要だと思ったのは、この部分でした。

がんになってから、

「この治療は高いからやめておこう」

と考えるのではなく、

まず医師と相談して、

「自分には、どんな治療の可能性があるのか」

を考えられる環境をつくりたい。

治療の選択肢を、できるだけ経済的な理由だけで狭めてほしくない。

それが今回の導入理由です。

社員を失いたくない。それも会社としての本音です

そして、もう一つ理由があります。

社員は、会社にとって大切な人材です。

特に私たちのような中小企業では、一人ひとりが長い時間をかけて経験を積み、お客様との関係を築き、それぞれの役割を担っています。

もし社員ががんになったとして、

治療費への不安から仕事を辞めなければならない。 無理をして働かなければならない。 十分な治療を受けることをためらってしまう。

できる限り、そんな状況にはしたくありません。

がんになっても、まず治療に向き合う。

治療しながら働けるのであれば、会社もできる限りそれを支える。

治療を終えたら、また安心して戻ってくる。

そんな会社でありたいと思っています。

福利厚生は「何があるか」ではなく、「なぜ用意するか」

福利厚生というと、住宅手当、食事補助、健康診断、レジャー施設など、いろいろな制度があります。

もちろん、それぞれに意味があります。

しかし私たちは今回、

「社員に本当に大きな問題が起きたときに、会社として何ができるのか」

という視点から福利厚生を考えてみました。

社員が元気なときだけ必要とする会社ではなく、病気になったときにも「この会社で働いていてよかった」と思える会社にしたい。

そして、社員だけではありません。

その社員には家族がいます。

一人の社員を守ることは、その人の家族の生活を守ることにもつながります。

だから今回の保険料は、全員が加入できるように会社が負担することにしました。

中小企業だからこそ、考えておきたいこと

今回、自社で導入してみて改めて感じたことがあります。

こうした仕組みは、大企業だけのものではありません。

むしろ、一人の社員が長期間働けなくなることの影響が大きい中小企業だからこそ、

「社員が大きな病気になったとき、会社としてどうするのか」

を元気なうちに考えておく意味があると思います。

これは、単なる福利厚生の話ではありません。

人材の定着、治療と仕事の両立、そして事業を継続していくという意味では、会社のリスク管理の一つでもあります。

私たちは保険代理店です。

だから、お客様に保険を提案するだけではなく、

「自分たちだったらどうするのか」

をまず実践してみることにしました。

社員ががんになったとき、

治療費の心配よりも、まず治すことを考えてほしい。

できるだけ多くの選択肢の中から、自分に合った治療を医師と相談してほしい。

そして元気になったら、また戻ってきてほしい。

そのための仕組みを、会社として準備しておく。

これが、信興グッドフェイスが今回この福利厚生を導入した理由です。

そして同じように、

「社員が大きな病気になったときに、会社として何かしてあげられないだろうか」

と考えている経営者の方がいらっしゃれば、こうした方法があることも知っていただければと思います。

福利厚生は、社員募集のためだけにあるものではありません。

社員を大切にするという会社の考え方を、具体的な仕組みにするものだと私たちは考えています。

がん治療と福利厚生のF&Q 株式会社信興グッドフェイス


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